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アイリスオーヤマ 大山会長著

いかなる時代環境でも利益を出す仕組み

このコロナ禍においても勢いを落とさない

アイリスオーヤマ 大山会長のビジネス書

 

世界がコロナウイルスの脅威にさらされた2020年9月発刊の書。

いち早く国産の不織布マスクの製造に着手した

日本を代表するナショナルブランド

 

2011年の東日本大震災の後もLED照明を国内大量生産に着手。

 

常にビジネスチャンスを捉え躍進していく

「ピンチを必ずチャンスに変える経営」の遺伝子が企業を強くする

 

経営の原点となる「大山ブロー工業所」から「アイリスオーヤマ」に社名変更した時の

経営理念第1条は「いかなる時代環境においても利益の出せる仕組みを確立する」

まさにアイリスオーヤマにとってはピンチはチャンスなのだ。

 

大山氏曰く、社長の仕事は「長期視点に立った事業構想と、それを実現するための仕組みの確立・改善」

仕組みこそが企業を成長へと導き存続させる。

 

アイリスオーヤマの商品は他ナショナルブランドとは一線を画す。

アイリスオーヤマは○○業 とひとくくりでは語れない幅広い商品群。

それは常に消費者の目線に立った、ユーザーインの発想力、商品企画力の賜物であろう。

 

新市場への挑戦も果敢だ。

経常利益の50%を新市場開拓へも投資に回す。

他の企業はどうだろうか。

このコロナ禍の時代の潮流において投資へ回す決断のできる経営者がどれほどいるだろうか。

そういう常に攻めの姿勢が時代を見極めるのだろう。